サラリーマン投資家の弥太郎です。
2020年10月下旬Go toトラベルキャンペーンを使ってホテル花水木へ宿泊してきました。ホテル花水木には本館と別館がありますが本館は高すぎて手が出せず、今回は別館へ宿泊することにしました。
妻からは『本館』が良かったとブツブツ文句を言われ、よくよく考えてみたら本館と別館は何が違うのだろうか?
という疑問にぶち当たりました。
他の方のブログで調査すると、本館と別館の違いはこんな感じ・・・
- 料理の内容
- 食事場所(本館は部屋食で別館はレストラン食)
- 浴衣の色(←これが本当だったら面白すぎ。)
- 建物の築年数
果たして実際のところはどうなのでしょうか?
私は両方に泊まったわけでは無いので比較はできませんのが、別館で体験してきたお部屋、料理内容、サービスを紹介していきます。
最初の関門は駐車
ホテル花水木宿泊の際に最初の関門となるのが、この駐車です。予約時にも、ホテルのHPにも駐車場に関する案内がありませんので、宿泊前の段階ではどこへ車を停めれば良いのかが分かりません。私はよくわからないままエントランスへ突入して失敗をしてしまいました。
そこで、皆様が同じ失敗を繰り返さないようは駐車までの正しいステップをお伝えします。
次の4ステップです。
- 花水木のエントランスに車を着ける。
- エントランスで全ての荷物と同乗者を降ろす。
- 運転手はスタッフに指示された場所へ車を停めにいく。
- 駐車後に徒歩でエントランスまで戻り、同乗者と合流する。
私はスタッフの方に駐車場の場所を尋ねるつもりでエントランスへ車を着けました。意味もわからずに妻と荷物を降ろし駐車場を案内されたのですが、ここで致命的なミスをしてしまいました。
いくつかの荷物を降ろし忘れたのです!
もうお分かりですね。荷物を降ろし忘れると運転手は駐車場に車を停めた後、エントランスまでの間、一人で荷物を運ばなければなりません。まずはここをスマートに乗り切りましょう。
チェックイン
エントランスで手指消毒と検温を終えると、いよいよチェックインの手続きです。
ここではホテルの設備やサービスについて、随分と丁寧にご説明頂きました。この歳になると一度に多くの情報を与えられても覚えきれないのが残念です。まぁ、大切なのは次の4つです。
ナガシマリゾートの通行証を貰う
この通行証があれば、なばなの里、ナガシマスパーランド、湯あみの島へ無料で入場することができます。チェックイン時間の前に受け取ることも出来るので朝からこの通行証を入手してナガシマスパーランドで遊ぶのも良いでしょう。なお、湯あみの島だけは通行証が無くても花水木の浴衣を着ていれば入場することができます。
お抹茶のサービス券を貰う
ホテル中庭にある茶室でお抹茶サービスを受けられるチケットです。チェックインから夕食までの間に、ここで時間を潰すのも良い経験になると思います。
私たち夫婦も、実際に茶室を訪れましたが直前でその敷居の高さに入ることを断念しました。素人が遊び半分で訪れて良い雰囲気では無いので、それなりの知識と教養を身に着けてから突入しましょう。
夕食の時間を伝える
なばなの里イルミネーションを訪れる人に向けて、食事の時間を聞かれます。早い話が『夕食』⇒『なばなの里』にするか『なばなの里』⇒『夕食』にするかの選択です。
私たちは事前の調査で『夕食』⇒『なばなの里』の方がイルミネーションの観客が少なく落ち着いて楽しめるという情報を入手していたので、夕食は18:00からでお願いしました。実際に、閉園前の『なばなの里』はほとんど観客がおらず迫力あるイルミネーションを独占することができました。
さて、いよいよチェックインの手続きも完了しました。
時間は13:30。チェックインは14:00~ですが既に部屋の準備も整っているでしょうし、部屋へ案内いただけるのかと思いきや14:00までは部屋へ入れないスタンスのようでした(当然です・・・)。その間、お土産ショップやロビーに飾ってある植物を観て楽しみました。
高級ホテルというだけあって、至る所にこのような植物が飾ってあります。
お部屋紹介
14:00になると仲居さんにお声かけ頂き部屋へと案内してもらいます。この時はカートを使って荷物は全て運んでいただけます。
こちらが部屋の中です。
2人で泊まるには広すぎるお部屋です。空気がかなり乾燥していましたので備え付けの加湿機能付きの空気清浄機を稼働させました。
そして部屋の中にも謎の植物
部屋の外はこの絶景です。
テレビを見る部屋まで備わっています(この部屋には立ち入ることすらありませんでした。)
そしてアメニティも充実しています(安物では無さそう。)。
アメニティは使い慣れた物が一番なので、夫婦共々いつも持参品を使用します。備え付けの物を持ち帰ったりするよう事もしません。
仲居さんにお部屋の紹介を受けた後にお茶とお菓子をお持ち頂けます。
桑名名物の安永餅ですね。1階のお土産ショップでも販売しています。
ひと段落つくと、夕食まで数時間ありましたので湯あみの島で岩盤浴と温泉を楽しむことにしました。
料理内容(夕食)
別館宿泊者の夕食はレストラン『くすのき』で食べることになります。
今夜の献立はこちら
ほとんど文字が読めません。(ゴシック体で書いてくれれば良いのに・・・)
先付・前菜
テーブルにつくと既に先付と前菜が用意されていました。
1テーブルに一人スタッフの方が配膳の対応をしてくださいます。年配の方でしたが親しみやすさを演出しながら料理を提供いただき会話も弾みます。ちなみに私はバカ舌なので料理の味に対するコメントはできません。各自、見た目で判断してください。
吸物・お造り
今月2度目の伊勢海老登場です。前回の伊勢海老も新鮮だったはずですが、今回のものの方が透明度が高かったです。わさびも見るからに本物で作り物ではない上品な辛さを味わうことができました。
焼き物
煮物
肉料理
蒸物
食事・椀・香の物
写真を撮る前に香の物に少し手をつけてしまいました。この辺りに差し掛かるとアルコールの血中濃度が上がり、ついつい写真を撮り忘れてしまいます。ご飯は富山県産のコシヒカリを使用していて、今までに見たことのないツヤと美味しさでした。ご飯・味噌汁・香の物はお代わり自由です。
果物
こちらも写真を撮る前に食べてしまいました。こればかりは、貴船で食べたメロンの方が満足感が高かったですね。
さて、食事も終盤に差し掛かるとスタッフの方が明日の朝食時間を聞いてきます。夕食の時間同様に突然聞かれても回答に困りますので予め考えておきましょう。併せて朝食中に部屋の布団を片付けても良いかどうかも聞かれますので答えを用意しておきましょう。
私のおすすめ回答
朝食時間⇒なるべく遅く
布団を片付⇒No
※理由については後述します。
温泉(瀧の湯)
夕食を終えると、次は温泉の時間です。
温泉は本館・別館共通で『瀧の湯』になります。
さすがに温泉内は写真を掲載することはできませんが、高級旅館にふさわしく素晴らしい設備でした。
※ちなみに冒頭お話した本館と別館で浴衣の色が違うという情報はガセネタだったようです。
私が心底素晴らしいと感じた点をお伝えします
アメニティが充実
脱衣場にはタオル・バスタオル・歯ブラシなどのアメニティが置いてあります。加えて洗い場には高級感あるシャンプー・リンス・ボディソープが備えてありますので、手ぶらで温泉へ出かけることが出来ます。
お茶サービス
温泉で汗をかいた後には水分補給が大切です。よく見かけるような機械式のウォーターサーバーもありますが、休憩場ではスタッフの方が冷たい麦茶や温かい梅昆布茶をサービスしてくださいます。
利用時間
こちらの温泉は珍しく14:00~翌日10:30まで夜通し利用することができます。夕食後に温泉の利用時間を気にすることなく部屋で寛ぐことができます。(過去に利用時間を逃してしまい、温泉宿で一度も温泉に浸からずに帰ったことがある私には嬉しいサービスです。)
お風呂の構造
これに喜びを感じるのは私だけかもしれませんが、私が一番感動を覚えたポイントです。こちらの温泉は湯船からあふれ出たお湯が全て洗い場の方に流れる構造になっています。常に洗い場の床がお湯で洗われていると言っても過言では無いほどの湯量があふれ出ています。私は温泉施設ではお風呂を出てから脱衣場に到達するまでに地面の石鹸カスなどで足裏が汚れてしまう事がいつも気になります。『瀧の湯』では、その構造が故に足裏の清潔さを保ったまま風呂場を後にすることができます。
朝食
朝食もレストラン食になります。
予約時間に受付係の方に部屋番号と名前を伝えると席へと案内いただけます。
そして朝食の内容がこちら
かなりのボリュームです。
もはやお盆の外にはみ出してしまっているサラダと黒豆納豆は
『宜しければ、どうぞ!』
という感じで、ワゴンで運ばれてきたものです。
欲を出して貰ってしまいましたが、全て食べきるのが大変な量でした。貧乏は治っても、貧乏性は治らないというある人の言葉が身に沁みます。
チェックアウト
こちらも嬉しいサービスでチェックアウト時間は11時になっています。朝の時間をゆっくり過ごしたり、お土産などもじっくり見て回ることができます。
チェックアウト時は係の方が車まで荷物を運んでくれるとおっしゃいましたが、手間をかけさせるのも悪いので自分たちで運搬しました。
残念ポイント
最後になりますが、私なりに少し残念だと感じた所を記載しておきます
(残念度が高い順)
『瀧の湯』での下駄管理
ここでは95%以上の確率で自分が履いてきた下駄をパクられます。そして当然のように他人が履いてきた下駄を履いて帰ることになります。そういうシステムなのです。
これについては私を含め不快に感じる方は多いのではないでしょうか?
昨年訪れた和倉温泉の某有名旅館では客の下駄を番号札で管理して、さらに入れ違いが無いよう専任スタッフまで常駐させていた点を考えるとここは少し劣ってしまいます。
朝食の時間指定
前述した通り、夕食時に翌朝の朝食時間と布団の片付けについて質問をされます。
個人的には時間を縛られてしまうと、落ち着いて眠れません。食事の内容についても特に時間を指定しなければならないような物でもありませんでした。
さらに予約した朝食の時間を過ぎると、係の方が布団を片付けるために合鍵で部屋の中に入ってきてしまいます(焦)。←遅れるほうが悪いのですが・・・。妻がお着換え中だったので本当に焦りました。
これらの事を考えると朝食の時間は遅めに予約しておいて布団の片付けは断っておくのがベストと思われます。
自販機が無い
ホテル館内には飲み物の自動販売機が一切ありませんでした。これはかなり不便です。代わりに部屋の冷蔵庫には有料(ホテル価格)の飲み物が設置されています。少し時代遅れな印象を受けてしましました。
浴衣のサイズ
チェックイン後、部屋へ案内された際に
「浴衣は男女用ともにMサイズのものをご用意しております。サイズの変更等あればお申し付けください。」
と案内くださいました。
妻はともかく私はどの角度から見てもMサイズではありません。
昨年訪れた和倉温泉の某有名旅館では仲居さんが私の身長を見て、さりげなく浴衣のサイズを変更している瞬間を私は見逃しませんでした。
その行為に
『これが日本最高峰と言われるプロの接客か!?』
と感動を覚えたのが記憶に新しいだけに少し残念に感じてしまいました。
周辺施設の接客
これに関してはホテルのサービスとは一切関係の無い話です。
ホテル花水木と周辺施設とでスタッフの接客態度に落差が有りすぎて違和感を覚えました。特に湯あみの島はホテルと直結しているのでホテル内の施設と勘違いしがちですが、別施設だという事を意識して利用しましょう。(裏をかえせば、それだけ花水木の接客レベルが高いという事です。)
客層
これもGo toトラベルの影響なので、どうしようがありません。このクラスのホテルにしては過去に見たことが無いほど客層(レベル)が低かったです。大浴場では持参したポーチに歯ブラシなどのアメニティを孫の目の前で詰め込んで持ち帰っている老人を見て私は残念な気持ちになりました。そういう祖父の姿を見て育った孫も将来同じような事をするのではないか?と、その子の将来まで心配してしまいます。
と、まあいくつか残念なポイントがあったのも事実です。
接客サービスの受け止め方には個人差があるので全ての人に満足してもらえるサービスというのは、なかなか難しいのかもしれません。
宿泊費
それでは実際にかかった2人分の宿泊費です。
- 宿泊料:52,800円
- 入浴税:420円
- 飲み物(ビール):770円
- お土産:5,490円
- Go Toトラベル割引:▲18,480円
- 合計:41,000円
Go To トラベルのおかげで安く宿泊することができました。
次回、私が富裕層になった際には『本館』への宿泊にチャレンジしたいです。