銘柄分析

【6046】リンクバルの銘柄分析|vol.3

サラリーマン投資家の弥太郎です。

2021年5月7日に私の保有銘柄である『リンクバル』の2Q決算が発表されました。もう随分長い間含み損を抱えている銘柄ですが、損切をするつもりはありません。それどころか、大利を得るつもりでいます。

そもそも『リンクバル』は街コンの運営を柱とする会社で新型コロナウイルスの影響をもろに受ける業界です。政府が人と人の接触を避けるよう呼び掛けている状況ですので業績など伸びるはずが無いのです。

と、言うこともあり昨年1回目の緊急事態宣言で業績は大きく落ち込みましたが、宣言終了後は回復傾向でした。しかしながら、今回発表の2Q決算は2回目の緊急事態宣言の影響を受けるので厳しい内容になるのでは?と想定をしていました。

実際のところはどうだったのか?内容を確認して、今後の戦略を練って行きたいと思います。

売上高、営業利益

4半期ごとの売上高、営業利益の推移です。

業績推移

ご覧の通り、第1回緊急事態宣言後は回復傾向でしたが、やはり第2回緊急事態宣言の影響を受けて再び減収減益となりました。

残念ながら次回の3Q決算は第3回目の緊急事態宣言の影響を受けます。今回は今までよりも緊急度が高いですので、業績は更に悪化か良くても横ばいでしょう。

リンクバルIDの会員数

ついでに会員数の推移も見ておきましょう。

会員数の推移

ここ1年くらいの間は、ほとんど伸びていませんね。
私が注目したいのは、この会員数のうちどれだけが有効な会員数か?という点です。(そのようなデータは公開されていませんが・・・)

皆さん街コンに参加して願い通り彼氏・彼女が出来たとします。
わざわざ、リンクバルIDの退会手続きを取りますでしょうか?
おそらく会員IDはそのまま放置する人が大半ではないでしょうか。

つまり、この手の会員数は増えて当たり前で、実際の有効な会員数で言うと減少に転じていると言うのが実態ではないでしょうか?

市場の反応

では、決算発表を受けて市場の反応はどうだったでしょうか?

決算後の株価推移

今回の決算内容、私に言わせるとダメダメです。
業績:×
直近業績回復の見込み:×
現状の打開策:×
この内容では株価は暴落すると思っていましたが、なぜか株価は上昇しました。投資とは良く分からない物です。


ただ、中身の無い決算発表であったことに違いは無いので、今の値上がりは一時的な物であり、少し長い目で見れば下落に転じる事でしょう。

今後のアクション

リンクバルと新型コロナウイルスについ客観的事実から今後のアクションを練って行きます。

客観的事実
・リンクバルのメインビジネスは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けやすい
・緊急事態宣言期間中は特に業績への悪影響が大きい
・どうやら緊急事態宣言を繰り返すだけでは新型コロナウイルスを完全には抑え込めない(緊急事態宣言を解除すると直ぐに復活する)。
こんな感じです。

ただし、リンクバル自体は元々非常に強いビジネス(利益率の高いビジネス)を行っていたので新型コロナウイルスさえ終息すれば業績は大復活を遂げると踏んでいます。そして、感染拡大を終息させるために今唯一頼れるのがワクチンの普及です。

つまり、今後のワクチンの普及がナンピン(買い増し)の原動力となります。街コンに参加するような若い世代にまでワクチンが行き渡るのは何時なのか?少なくとも、今がナンピンのタイミングでは無いと感じています。

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