銘柄分析

【6046】アフコロ銘柄として期待していたリンクバルを損切りしました。

サラリーマン投資家の弥太郎です。

先日、2019年10月から投資していたリンクバルを損切りしました。損失額は230万円です(←妻には申告していない。いや、できない。)。今回は色々と反省点もあるので振り返っておきたいと思います。

投資履歴

この銘柄を買い始めた2019年10月といえば、新型コロナウイルスが流行する直前。この時点では、この銘柄に対する投資は間違いではありませんでした。

2020年に入ってからは新型コロナウイルスの影響で主力事業の街コンが傾き始めます。
いつかの復活を夢見て2年間保有を続けますが、2021年末には投資額170万円に対して評価損40万円という状態に至っていました。

2022年に入ってからは2ヶ月をかけて900万円分のナンピン買いを実施しました。このナンピン買いの目的が曖昧だったことが最大の敗因だと分析しています。

コロナが明けてようやく黒字化するかと決算発表の度に期待しては裏切られを繰り返し今年8月に発表された決算では壊滅的な赤字とそれに伴う株価暴落で撤退を余儀なくされてしまいました。

投資金額と評価額の推移をグラフかすると、このようになります(月末終値ベース)。

敗因分析

繰り返しになりますが、最大の敗因はナンピン買いの目的が曖昧だった事と分析しています。

普段私がナンピン買いをする理由はだいたい2パターンのうちのどちらかです。

パターン1:自分の失敗に気付き早く売り抜けたいが損はしたくない場合。
パターン2:業績のupの確信はあるが、株価が低迷している場合。

当然、どちらのパターンかによってナンピン買いの後、いつ売却するのかは変わってきます。

パターン1の場合は損を出さないことが目的なので、買値を上回った時点で即売却。
パターン2の場合は業績をこまかくチェックし、株価が業績に追いつくまで保有。

今回は自分でもどちらのパターンなのかを考えないままに何となくナンピン買いを入れてしまいました。

今振り返ると新型コロナウイルスの感染拡大以降、業績回復の兆しなど微塵もなかったので消去法的にパターン1しかありませんでした。だったら、ナンピン後に平均買値を上回ったタイミングで即売却するのが鉄則だったことになります。実はナンピン後に5回ほど買値を上回ったタイミングがありましたが奇跡の業績回復を信じて、(一攫千金を狙って)売却できなかったのです。

後悔ポイント

今回の敗北で最も悔やまれるのは2023年8月に発表さる3Q決算が壊滅的だと言うことに薄々気づいていたにもかかわらず、2023年7月の売却チャンスで欲を出して売却できなかった点です。(4万株の保有だったのでタイミングよく打っていれば160万円ほどの利益を得られた。)

何故壊滅的な決算に薄々気づいていたかと言うと、ここは街コン関連の売上が7割を超えていますので街コンの活況具合を注視してさえいれば業績の良し悪し程度は見抜くことができるからです。街コンの活況具合といっても、何も自ら街コンに参加して潜入調査みたいな事をする必要はありません。

私の場合は毎週土曜日の朝9時に
『街コン 大阪』で検索して街コンジャパンのサイトから翌週土曜日の街コン開催数(@大阪)を調査するという方法をとっていました。

↓まとめると、こんな感じです。

この図を見ていただければ街コン関連事業が低迷している事は一目瞭然なわけです。そこまでの情報を持っていながら平均買値を上回った瞬間に売ることができなかった事が最大の後悔なわけです。

ちなみに8月以降は開催件数が回復しているかのように見えますが、これは学生が夏休みに入ったことによる一時的な需要増に対応したものであり、今現在9月時点では3Q期間よりも更に悲惨な状況になっています。そこで直近での回復の見込みは無いと判断し損切りを決断しました。

今後は自分の調査にもっと自信を持たねばならないと反省した次第です。

以上、失敗談でした。

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