サラリーマン投資家の弥太郎です。
2020年10月、三重県への出張を終えた翌日に時間があったので鳥羽で伊勢エビを食してきました。
今回ご紹介するお店は、伊勢エビ以外にも新鮮な海鮮を多く取り揃えているので訪れる価値は十分です。鳥羽好きの私のお勧めですので間違いありません。是非、参考にしてください。
今回ご紹介するお店はこちら
『海女小屋 鳥羽・はまなみ』
鳥羽駅から土羽水族館の方向へ歩いて5分程度のところです。
私が『鳥羽・はまなみ』さんを訪れるのは3度目ですが、実はここで伊勢エビを食べるのは初めてです。
過去2回も伊勢エビを食べるつもりで訪れたのですが直前でその値段に怖気づいて他の物を注文するという失態ぶり。2回目の訪問時に至っては小心者のクセに見栄っ張りな性格が全面に出てしまい、同伴者(今の妻)には伊勢エビをご馳走して自分は海鮮丼を食べるという始末でした。
しかし、今回は違います。
準富裕層になった今、伊勢エビごときでビビッていてはいけません。
意を決して入店です。
訪れたのが平日だったので並ぶほどではありませんでしたがほぼ満席です。店内には海女小屋というだけあって威勢の良い店員さん。申し訳程度にアルコール消毒は置いてあるものの、このコロナ禍でもマスクもフェイスガードも必要なし!注文したご飯には指を突っ込んで持ってくるやんちゃぶりです。
しかし私が訪れたのは海女小屋であって高級レストランへ来ているわけではないので、気の利いた接客やサービスなど期待してはいけません。
早速メニューを渡されますが、注文するものは既に決まっているので見る必要はありません。
私:「伊勢エビ造り膳のごはんは大盛りで!あと生中ひとつ」
店員:「伊勢エビはどの位の大きさにしますか?」
何とも漠然とした質問です。
私が返答に困っていると
店員:「生け簀で見てみますか?」
とおっしゃって頂いたので生け簀へと向かいます
▼生け簀の中の伊勢エビたち
私:「う~ん。コレをお願いします(伊勢エビ指名)」
店員:「これだと、だいたい8,000円くらいかなぁー」
私:「や、やっぱり別のにしようかなぁー(←やはり小心者の準富裕層)」
店員:「コレだと4,000円くらい(中サイズ)」
私:「それでお、お、おねしゃす・・・」
こちらが、選ばれし伊勢エビ
伊勢エビの重量を測って最終値段は4,000円で決定です。やはり、モノは伊勢エビ。なかなかの値段です。ちなみにザリガニサイズの
『コレ食べる所あるん?』
というようなサイズのもので2,500円でした。
後は伊勢エビが調理されるのを待つのみです。
伊勢エビは養殖技術が無く、巷に出回っているのは全て天然ものだそうです。そのため、他のエビよりもお値段が張るのだとか・・・。
そして待つこと10分。いよいよ伊勢エビ造りの登場です。
さすがに先ほどまで生きていただけあって頭の部分はまだまだ元気に動いています。
蓋を外すとお刺身の登場です。
(たったコレだけで4,000円かぁ~)
さて、いよいよ食します。
文字で味を表現することができないのは残念です。歯ごたえのある甘エビといった感じで非常に美味です。ビールも進みますが、やはり量が足りませんね。
そして、食べ終えると店員さんが頭の部分を回収して味噌汁を作ってくださいます。
これが、また格別です。正直に言うとお刺身の部分よりも、こちらの味噌汁の方が断然に美味しいです。伊勢エビの出汁とアオサのコンビネーションが堪りません。
味噌汁を運んでいただいた時に
店員:「お兄ちゃん、足の部分もハサミで切って食べるか?」
あまりにも威勢よく質問されたので、自分の意志とは関係なく反射的に
私:「はい」
と答えてしまいました。
と、いう訳でハサミを渡されたのは良いですが使い方がわかりません。
足の部分を切ってみたりしましたが特に身を取りだすことは出来ませんでした。逆に頭の部分には身とミソが詰まっているのでほじくって食べると良いでしょう。
総括です。
この値段を支払ってもう一度食べたいかと言われると『???』ですが、とても良い経験になりました。(結果的には1ヶ月後にホテル花水木にて再度伊勢エビを食べることになったのですが・・・)
これまではドケチでお金を貯めることばかり考えていましたが、最近では限りある寿命の中で色々なことを経験しておきたいと考えるようになりました。伊勢エビが『歯ごたえのある甘えび』のようなものだと言う事実を知れたことに意味がると思っています。
『鳥羽・はまなみ』には伊勢海老以外にも新鮮な魚介がたくさんあります。以前に海鮮丼を注文した際にはウニや車エビは元気に動いていました。踊り食いをするくらいの勢いです。
予算があれば伊勢エビ、なければ海鮮や貝類と言う楽しみ方も有りますので直前で値段に怖気図いてしまっても大丈夫です。