銘柄分析

【銘柄分析】6046リンクバル|vol.4

サラリーマン投資家の弥太郎です。

先日、私の保有銘柄である『リンクバル』の3Q決算が発表されました。まぁ、業界的に今のコロナ禍で良い決算など期待できないのですが、簡単に内容だけ確認しておきます。

売上高、営業利益

4半期ごとの売上高、営業利益の推移です。

業績推移

コロナで急低下後に業績は回復傾向でしたが前回の2Q決算では再び悪化してしまいました。
今回の3Q決算は2Qよりも悪いと想定していたので、この状況下でほんの少しでも良化している点については素晴らしいの一言に尽きます。
しかしながら営業黒字までの道のりはまだまだ遠そうなので、ナンピン実施はもう少し先になります。

リンクバルIDの会員数

ついでに会員数の推移も見ておきましょう。

会員数推移

この状況でも、すこ~しだけ会員数が伸びています。


ところが、私が本当に知りたいのは有効会員数とかイベントへの参加者数です。いくら会員数が伸びたと言われても幽霊会員ばかりだと意味が無いですからね。イベントの参加者数は決算ごとに公表されたり、されなかったりで今回の決算発表では公表されていませんでした。


悪い情報も含めて情報開示できるような会社になってほしいものです。

バランスシート

ここの財務は申し分無く健全です。
2Q決算時点で手持ちの現預金が18億円、負債合計が1.5億円ですので資金繰りでは全く心配がありません。

今回の3Q決算で唯一気になるのが、これだけ健全財務にも関わらず何故か1.2億円の長期借入を実施しています。3Q決算では現預金が19億円に増えていることから、今のところこの借入金は現金で所有していると考えるのが自然です。

さて、いったい何のための資金を借り入れたのでしょうか?想像が膨らみます。
・何か大きな事業を始めるのか?
・コロナ禍で弱った同業者を安値で買収するのか?
・まさかまさかのMBOとか?

このお金の使い道次第では株価が大きく変動すると考えられますので要注意です。

今後

ワクチンが普及するにつれて世の中が正常化し街コンなんかも再開していくのかと思いきや、ここへ来て雲行きが怪しくなってきました。デルタ株やラムダ株など新種変異株に対してワクチンの有効性が不明確です。責めて重症化を抑える効果だけでも明確になってこれば、ワクチン接種を前提に社会を正常化していく事は可能だと思いますが、今時点で私はナンピン遂行の判断を下すことができません。

ただし同業他社も財務的にかなり弱ってきているだろうし、社会が正常化すればリンクバルは資金力を生かしてこの業界でかなりシェアを広げることが出来ると思っています。今は虎視眈々とナンピンのチャンスを伺っています。

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