サラリーマン投資家の弥太郎です。
2015年から始めた月々3,000円の純金積立コーツコツ~♪
気が付いたら積立てた金の重量は44gを超えていました。
当時は日本の財政破綻を懸念してのスタートでしたが未だにその気配すらありません。
ただ、このコロナ禍で日本の財政は更に悪化したので財政破綻、円の信用失墜へ大きく近づいたと感じてしまいます。
ここで疑問が1つ。
『有事のための純金積立。本当に有事の際に役立つだろうか?』
アメリカとイラクが戦争を始めたとかなら良いのですが、日本の財政破綻や円の信用失墜といったレベルの有事が発生して国中が大混乱している時に純金積立の口座にログインした際に表示される44gという数字にどれだけの意味があるのか?と言った事です。
このような有事の際に金を売って日本円を手に入れても何の意味もありません。その頃円の信用は失墜していますからね。
と、なると手持ちの金を世界の基軸通貨である米ドルや食料と交換したいというインセンティブが働くはずです。
ところが、田中貴金属が『今は社会が混乱しているので現物交換は一時休止します~』なんてことを言い出したら一巻の終わりで、下手したら口座にログインすることすら出来ないかも知れません。
それなら平穏な時代が続いている間に現物交換をしておいたほうが良いんじゃないの~
って訳で今回は田中貴金属の純金積立てたで貯めた純金を現物交換するに至った訳です。
現物交換の手続き
それでは実際に現物交換の手続きを進めてみます。
積立重量の確認
まずは口座へログイン
ここで、今の積立重量を確認することができます。
下のほうへスクロールしていくと『引出し』というアイコンがあるのでクリックします。
注意事項の確認
送付先の住所と注意事項を確認しておきましょう。
現物交換する品目を選定
ここでは現物交換する品目を選定します。
今回は1オンスのウィーン金貨ハーモニーを選択しました。
金地金と交換した方がお得なのはわかっていますが、理由あって金貨を選択しています。しょうもないツッコミはご遠慮願います。
手数料の支払い方法を選択
次に手数料の支払い方法を選択します。
『預り金から支払』or『積立の金を売却して支払』の2択です。
私はそもそも『預り金』が無いのでこれまで積み立てた金を売却して手数料を支払うこととしました。
最終確認
最後にこれまで入力した内容に誤りが無いかを確認します。
問題なければ決定ボタンを押して、取引は終了です。
現物入手までの流れ
田中貴金属の公式サイトでは現物交換の申し込み後7日以内に現物を発送すると記載されています。
私の場合は申込手続きの4日後にこのような封筒が届きました。
『本人限定受取郵便物特例型』
何とも物々しい封筒です。
中には代理人受取不可の旨と受取方法が記載された書類が入っていました。
こちらの手続きを終えると晴れて受取完了です。
厳重な梱包を解くと、いよいよお待ちかねの金貨とご対面です。
店頭取引の際にもいつも思うことですが、20万円近い商品にしては随分とちっぽけなビニール袋に入っています。金は比較的やわらかい金属なので、もう少し頑丈な入れ物に入れて欲しいものですな・・・。
仕方が無いので自前で準備した樹脂製の容器に入れて銀行の貸金庫にて厳重保管です。
現物交換のコスト
次に現物交換のコストについて検証してみましょう。
今回1オンスの金貨と32.99726gの金を交換しています。
1オンス金貨の重量は31.1035グラムなので少し多めに地金を支払う必要があります。もともと、地金より金貨の方が高価なので当然と言えば当然ですね。
この取引当日の地金買取価格は6,852円/gなので私の支払額は
32.99726g×6,852円/g=226,100円
となります。
そして同日の1オンス金貨の店頭販売価格は231,017円なので2,200円の手数料を加味しても店頭で購入するよりは少しだけお得な価格設定です。
いかがでしたでしょうか?
私も初めて現物交換してみましたが手続きは非常に簡単です。
やはり有事の際に備えた資産は現物で保有しておくのが一番安心かと思います。
これから手続きを進められる方は是非参考にしてください。